うるま皆生タウン

10年前、障がい事業を営む法人のコンサルティング実施時、障がい持ったお子さんと親御さんが必死に生きており、そして、その環境を受け入れてしなやかに生活する姿に接する機会があり、深く感銘を受け、何かできることはないかと考えるようになりました。

また、セミナーでご一緒した障がい事業に詳しい松岡氏の、二十歳前後に、常識では考えられない犯罪者の半分以上が、もし、子供の時に、適切は療育を受ける環境があったとしたら、犯罪の半分は起こらなかったという考えを聞き、衝撃を受けました。

障がい児に人生を捧げているソーシャルワーカーは、「障がいを持った若者で犯罪を起こす子たちの調査をすると、ほぼ全員が、虐待やいじめを経験しているという結果がある。」と言われます

日本では、介護を必要とする人たちがいます。同様に障がいを持った人たちがいます。そして、その数は、介護を必要とする人をはるかに超えています。日本には、障がいサービスを必要としているにもかかわらず、今も家にいて、自分が受けられるサービスを待っている人が多く存在しています。

私は、仕事を通してこのような機会に恵まれない障がいを持つ人々について知るようになり、コンサルティング業で成功したら、自ら障がい事業を経営することができないか、自ら運営ができないかと考えるようになりました。そして、今回、チャンスに恵まれ、沖縄県うるま市に500坪の土地を確保し、障がい事業を複合的に行う、「うるま皆生タウン」を開設することにしました。

今後は、事業に隣接した土地に、さらに500坪の土地を確保しましたので、次の障がい事業の展開を考えています。そして、沖縄県中部地区の障がい事業を行っている福祉の事業者・医療法人と連携して、地域、沖縄県の福祉に貢献したいと考えています。

今後は、うるま皆生タウンの中に、研究・研修センターを作り、全国から障がい事業を実施したいと考える人たちが学べる拠点を作りたいと考えています。

皆生平衡会は、宇宙・自然・生物・社会の全てが動的平衡であり、常に流れ、変化しながら存在していると考えます。
この世の中に無駄なものは何もなく、バランス(平衡)を取りながら、みんなで生きている(皆生)、そのような思いをもって皆生平衡会を創設いたしました。

私たちは、健常者の人々、障がいのある人々、苦難の中にある人々、そして飼い主に見捨てられてしまった生き物たちが、地域の中でみんな一緒に未来に向かって進んで行くことが動的平衡に沿った世界であると考えます。
皆生平衡会は、動的平衡をマインド(素)とし、事業を通して自由と尊厳の実現に貢献することを理念とします。

コーポレートアイデンティティ:風に向かって立つ、八枚羽の風車

皆生平衡会は、「 風に向かって立つ、八枚羽の風車」をコーポレートイメージとしています。
これは、8つのステークホルダー(法人に関係する人)である、利用者、利用者のご家族、苦難の中にある人、飼い主に見捨てられてしまった生き物、職員、地域、国、経営者が一つになり、風(動的)に向かって立つ(平衡する)ことをイメージしました。

残念な事に、福祉業界では利用者は大切にするが職員を大切にしないという傾向があります。
皆生平衡会は、利用者満足と同時に職員満足を実現する運営を目指します。
そのため、わたしたちの大きな目標の一つに「地域で一番高い給与」を掲げます。
その実現のために、収益事業の実施および株式会社皆生平衡会と連携し、堅実な経営基盤を確立します。

皆生平衡会は、障がい者とその親御さんの双方に福祉の面からアプローチすることで、障がいのある人を護り、その親御さんの心の負担を取り去り「人」としての平衡を保った生活を実現するためのお手伝いをします。

障がいを持つお子さんを皆生平衡会のGH に預けていらっしゃるご家庭には、ご自宅から画像によって常にお子さんを見守ることができるようにICT ネットワークによるサービスを提供いたします。

親御さんご自身が介護等が必要になった時には、併設の住宅型有老などに入居いただき、敷地内の地域棟、レストラン、猫カフェなどで、いつでもお子さんと会うことができるようにします。

・子供食堂、学習の場を提供します。
・虐待保護の場を提供します。
・関係者の方々と連携しながら、自殺防止のための「命の電話」の場を提供します。
・敷地内に「犬、猫の里親探し」の場を提供します。敷地内の地域棟、レストラン、猫カフェなどで、いつでもお子さんと会うことができるようにします。