—— WJUFSのコンサル栄養士/調理師という働き方
献立を組み、発注をかけ、毎日調理と提供業務を繰り返し、衛生記録を書く。5年経つと「次の10年もこれが続くのか」と気づく瞬間がある。
キャリアは、給食現場で完結すると思われがちだ。しかし、栄養士の知識——食材原価、衛生管理、人員配置、利用者の嗜好——は、経営の現場でこそ価値を発揮する。
WJUFSが取り組む「コンサル栄養士/調理師」という働き方を、現役メンバーの実例とあわせて紹介したい。
1. なぜ「給食はキャリアの行き止まり」と言われるのか
栄養士の典型的なキャリアパスは、献立担当から主任、そして管理職か転職という流れだ。多くの人が次のような悩みを抱えている。
- 給与の頭打ち(10年目で年収400万円が壁)
- 専門性が深まらない感覚
- 経営層との距離が遠く、意思決定に関われない
- 「栄養士の仕事=献立」という社会的イメージ
- 調理師は単なる調理担当であるという認識でキャリアアップの道はない
現場で5年も働けば、献立作成や発注業務、調理業務はルーティン化する。一方で、施設経営の課題——人手不足、原材料費高騰、利用者ニーズの多様化——は、栄養士の知識なしには解決できないものばかりだ。
このギャップこそが「行き止まり」感の正体だと、私たちは考えている。
2. コンサルタントとは何か——3つの仕事内容
2-1. クライアント施設の経営改善
FLコスト分析、食材費試算、人件費構造のレビューを通じて、「給食事業を黒字化する」提案を栄養士の視点でつくる。経営者・施設長との直接対話が日常になる仕事だ。
2-2. CK(セントラルキッチン)立ち上げ支援
「厨房革命プロジェクト」と呼ばれる、直営厨房からCK化への移行を現場でリードする。機器選定、レイアウト設計、献立移行、人員再配置——「ハコ」と「ヒト」と「献立」を同時に動かす仕事である。
2-3. テクノロジー導入の現場橋渡し
給食管理システムなどツールの使いこなし。「データを読める栄養士」という新しい職能を、現場と経営の両方に届ける役割だ。
3. 現役コンサルタントのリアル
Aさん(30代・前職:病院栄養士7年)
「献立だけでは患者の生活を変えられないと思った」と転職を決意。現在は北海道から九州まで複数の福祉法人を担当し、月1〜2回の出張で現地支援を続けている。
Bさん(20代後半・前職:給食委託会社)
「マニュアル通りの仕事に疲れた」と語る。今はCK立ち上げプロジェクトとして、経営者との対話、現場担当者へのレクチャー、資料作成など厨房内外の関係者調整といったビジネススキルを実務で身につけている。
4. このキャリアで得られる3つのもの
① 給与の天井が上がる
②「指示される側」から「設計する側」へ
③ AI時代に陳腐化しにくい専門性
5. 向いている人・向いていない人
向いている人
- 現場経験3年以上の栄養士
- 「なぜ」を問い続けられる人
- 出張・現地訪問に抵抗がない人
- 数字で語ることが嫌いでない人
向いていない人
- ひとつの厨房にじっくり深く関わりたい人
- ルーティン業務で安心したい人
合わない方には正直にお伝えしたい。コンサル栄養士は、万人向けの仕事ではない。
6. 採用プロセスと入社後の流れ
- カジュアル面談(30分・オンライン可)
- 1次面接 → 役員面接
- 入社後:3か月のOJT(先輩同行)
おわりに
給食はキャリアの行き止まりではない。 栄養士の知識が、経営を動かす入口になる。
そう信じて、私たちは仲間を探しています。






