①最近、多くの福祉施設の管理者の方々とお話しする機会が増えています。そこで感じるのは、皆さんが抱えている課題の深刻さと、同時に外部からの支援に対する複雑な思いです。

先日お伺いした施設の施設長さんから、こんな言葉を聞きました。

「正直に言うと、これまで外部のコンサルタントには懐疑的だったんです。現場を知らない人に何がわかるのかって」

この気持ち、本当によくわかります。

福祉現場が直面している3つの現実

1. 人手不足の深刻化

  • 離職率の高さ
  • 新人教育にかける時間の不足
  • ベテラン職員への過度な依存

2. 経営の厳しさ

  • 報酬改定への対応
  • コスト管理の難しさ
  • 持続可能な経営モデルの構築

3. サービス品質の維持・向上

  • 利用者様のニーズの多様化
  • 家族からの要求水準の向上
  • 職員のスキルアップの必要性

なぜ外部支援に抵抗があるのか

福祉の現場は特殊で、利用者様一人ひとりに寄り添う仕事。数字だけでは語れない部分が多いのは事実です。

だからこそ「現場を知らない人に何がわかるのか」という思いが生まれるのも理解できます。

でも、だからこそ今、変化が必要なのではないでしょうか。

投稿者:米須靖朗