実例から学ぶ内製化の効果
先日、興味深い事例に遭遇しました。
先日ノロウイルスが発生した食品会社から製品を購入していたとのこと。
この法人は1年前に食品の内製化を実施していたため、今回の感染拡大の影響を受けずに済んだと仰っていました。
全国各地でノロウイルスによる食中毒が相次いでいますが、このケースは給食のノウハウを法人で持つ重要性を改めて認識させるものでした。
「今まで大丈夫だった」という思考の危険性
多くの組織が陥りがちな「今まで大丈夫だったからこれからもどうにかなる」という思考パターン。しかし、ビジネス環境は常に変化しており、昨日までの安全は明日の安全を保証するものではありません。
この事例は、現状維持という選択肢自体が実はリスクを内包していることを如実に示しています。特に食品安全という生命に関わる領域では、この「現状維持バイアス」がいかに危険であるかを再認識させられます。
勇気ある決断が実を結んだ瞬間
この法人は「現状維持」という安易な選択肢を取らず、内製化という大きな変革に挑戦しました。当時は投資コストや運用変更への懸念もあったでしょうが、その勇気ある決断が今回の危機回避につながったのです。
投稿者:米須 靖朗
